プロジェクト完了報告(長文)

  • 見積もり
  • 準備
  • 下見兼練習
  • 撮影当日
  • 編集
  • 制作物の承認
  • DVD版制作
  • 納品
  • まとめ

見積もり

とあるご縁から、音楽系のイベントの撮影を依頼されました。私のビデオ撮影、編集は独学で、ランニング、サイクリングを主とするスポーツイベント系、それも短編で、音楽系で長編はできれば避けたい、断りたいと思いましたが、なるようになるだろうとお受けすることにしました。私にとっての勉強、経験、実績を積むとういう視点から控え目に、算出した見積もり金額を提示するも、25%の値引き要請を受け、なんとも行く先が不安に、、、

準備

準備として撮影機材の選定と確保。音楽系の長時間撮影するためのメインカメラをもっていませんので、ビデオカメラとマイクのレンタルをすることとなります。経験を積むという視点から業務用カメラをレンタルするという選択肢もあったのですが、ワンオペ、1カメですので、失敗が許される状態でなく、加えて、使いこなせない高機能の業務用カメラで、最悪の事態(撮れていない)を避けるため、家庭用4Kビデオカメラ+3脚+マイクをレンタルすることにしました。

下見兼練習

会場下見なし、リハーサルなしというぶっつけ本場は避けたいということで、練習に参加させて頂き、なんとなく、流れや、楽曲の長さをチェックさせて頂きました。

撮影当日

撮影前日に、レンタル会社から機材が宅配され、基本的な機能、操作、充電を確認。当日の準備は、撮影するイベントの前に同じ会場で開催される別イベント前に機材のセッティングを済ませ、再度、各機能が正常作動していることを確認、いよいよ本番が開始されます。また何故か三脚で水平を出すものの、雲台にセットしたカメラを設置すると微妙にナナメ、、、、ジックリ観察すると雲台と三脚の間に微妙な隙間あり、急遽その隙間にハンカチを挟み込んで水平を保ち、安定させるという小技で対応。

また、この三脚が曲者で、前日にチェックしたつもりだったのですが、パーンの動き出しは強い力が必要で、その後軽くなり、、スムーズに操作することが難しく、ほぼ固定で撮影することとなりますが、この固定カメラが基本的には唯一のカメラで、その場を離れることはなく、録画、録音が順調に進んでいることを確認しながら、イベントは完了。途中、携帯や別のデジカメで、少しだけ別アングルで撮影するもカメラの操作音をメインカメラのマイクが拾ってしまうという問題もあり、編集でその音を消す作業も発生しました。

編集

動画素材は固定カメラだけですので、編集作業は単調であるが故に、予想通り苦戦。なにもしないと極めて退屈な長尺動画となります。

また演目によって演者の人数も変化、舞台上のセッティンも異なり、その都度、画角を調整することになります。なんとか単調なイメージを払拭すべく、4Kで撮影した動画素材を切り分けて画面分割したり、トランジッションで画角を切り替えたり、数少ない別素材を重ねたりと素人なりに邪魔にならない程度のアクセントを入れました。また派手なエフェクトは避け、最小限に抑え、色調もシックな衣装に合わせ、上品な黒を強調した色目に調整。また懸念していた録音に関しては大きなトラブルもなく、クライアントさんからも良い音と評価を得ることができ、音楽系の撮影としては一安心しました。

制作物の承認

編集後の動画を確認用(承認用)としてYoutubeの限定公開にてクライアントさんに提示。演目毎に編集でき次第、順次承認を頂きました。ほぼ修正はないものの、クライアントさんからはやっぱり画角が単調。別アングルが欲しいなど、予想通りのフィードバックに少し凹みました。(経験とカメラがあれば別アングル追加でもっとメリハリのある構成にできたという自負もあり、、、)

全演目の承認を頂いた上で、時系列通りに編成し、エンドロールを含めて一本の動画として改めてご承認を頂き、DVD版の制作を開始。

DVD版制作

ここまでは通常の作業(クライアントさんにご承認を頂き、MP4形式で納品)でしたが、DVD制作はここ10年以上行っておらず、DVDのメニュを設定するオーサリングからDVD書き出しまでのソフトを物色(評価)し、作業開始。編集された動画はMP4形式のファイルですので、これをDVD_Video形式に変換、DVDに焼くまでのサービスを行っているところもありますが、この作業を外注してしまうと利益がなくなってしまうので、なんとか自分で対処すべくDVDドライバーの購入を決定。また、万が一、DVDの解像度 (720 x 480) にご不満を持たれることを危惧し、Blurayも焼ける外付けDVDドライバーを探すも高額で、久しぶりに日本橋へ行き、パソコンショップで中古を購入。

(写真はDVDドライバー購入時、地下鉄恵美須町駅近くの駐輪場で撮影、本プロジェクトには関連ありません)

DVDのオーサリングを終え、一旦、DVD版として試作品を納品。再生メニュー画面、リモコンでの動作確認等、ご承認プロセスを踏みます。(これを2回、DVDを郵便局の窓口に並んで2回郵送するというなんとも昭和な手続きにゲンナリしてきました、、、)

試作版の最終承認を受け、量産開始。ここでもDVDのコピーサービスという外注オプションもありましたが、料金が当方の希望と合わず、地味な作業を続けます。

プロジェクトが始まってから、ラベル、インレイの印刷サービス先を探していたのですが、Kinko’s やアクセアはデータの入稿はイラストレーターのみということで、イラストレーターを使用できる場所(環境)を探したのですが、見つからず、時間切れで、DVD試作発送時には、”白いDVDのまま納品”と伝えていたのですが、偶然通りかかった町のカメラ屋さんに相談したところ、DVD用のラベル、インレイを写真 (Jpeg) から出力までしてくれるとのことで諦めていたところを、救われた感があり、また価格も納期もコチラの期待通りで本当に助けられました。(最終納品された印刷物がサンプルよりも暗く出力されていたり、インレイの折り目が逆だったりと、少しガッガリするも、致命的なミスでなかったので納期優先)

納品

最後にこれまで、焼いたDVDに印刷されたラベルを張り付ける作業とインレイを挿入し、完成。段ボール箱に緩衝材を入れ、注文数に若干の予備を加えて宅急便で発送。撮影から完成品の発送、受領確認までにちょうど一カ月の納期がかかってしまいました。

まとめ

色々な意味で、良い経験となりました。また次回も同じ料金でお願いしますと依頼されたと考えた場合、少し考えて、是非宜しくお願いしますと、答えるでしょう、、、

しかし、今のところまでそのようなご依頼はありませんが、、、 

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