クリスマスコンサートの撮影+編集裏話

昨年のクリスマスになんとか間に合ったヴァイオリンとヴィオラのクリスマスデュオコンサートの撮影と編集につきましての裏話を書き留めておきます。

コンサート開催の経緯やお二人の華麗なご経歴につきましてはここでは割愛させて頂き、あくまでも私の視点からの裏話(言い訳)です。

まず、撮影前に屋内の天井照明の位置を調整しました。その後、正面、左右の3方面に分かれ、私を含め3名がそれぞれ、自身のカメラとスマホで撮影。コンサート終了後、お二人から3台分(2台+1台)のメモリーカードを頂き、私の2台分を合わせ合計5枚のメモリーカードを私が編集を担当するという流れだったのですが、手元に集まったメモリーカードをチェックして、それぞれの画質、画素数、フレーム数等の仕様の違いに気づきます。画質の違いは予想はしていましたので、使える素材があれば程度に考えていましたが、それ以前に私のラップトップがほぼ満タンで、全ての素材をまとめて一度にチェックするにはメモリー不足となり、編集ソフトでも1時間以上の動画X5枚のメモリーカードの大容量の処理ができず、最短の編集時間で現時点のメモリー容量で処理可能なように、一曲に絞って最低限の素材で編集することで対処しました。その為に、このクリスマスコンサートを表す象徴的な一曲で、著作権が消滅していると云われる「きよしこの夜」に絞ります。コンセプトはお二人から素敵なクリスマスカードが届いたというイメージ。通常のクラッシック音楽では演奏者を演奏している姿をスッキリ綺麗に映し出すのが基本ですが、少し沙がかかったようなソフトなイメージでスローモーションも入れながら演奏を楽しんで頂ければと。(クラッシック音楽映像としてはかなり異質)

編集作業を始め、すぐに問題となったのはステージにLEDライトの色が変わるクリスマスツリーを白い壁の両サイドに配置したことで、カメラの露出がその色の変化に対応してしまった様で、映像が安定せず、露出調整、色調整にてなんとか切り抜けたつもりですが、色の変化で画面がボケるのは補正できませんでした。また、光量も足らなかった様で、お二人のお衣装に合わせて、黒と赤を中心に色調整を行いますが、画像が粗くなってしまい、ここでも調整に苦労。

流れとカット割りにつきましては、オープニング、演奏、お越し頂いたお客様、ヴァイオリンの紹介、エンディング、クレジットとなりますが、一曲の演奏をじっくり聴いて頂きたいので、動画の尺=曲の長さとなります。途中、安っぽいエフェクトや譜面のBロールも入りますが、このあたりがド素人丸出しの粗削り編集であると猛省。

録音はワイヤレスマイクをそれぞれの譜面台に忍ばせ、できるだけ鮮明な集音に努めましたが、音域の調整が難しく、日頃は、ボリュームの大小程度の調整しかできていない私にとって、ヴァイオリン、ヴィオラの素晴らしい音色が一番綺麗に聴こえる音域が分からず、何度もご指摘を受け、修正を重ね、なんとかご承認を頂きました。

こうして映像と音の編集を行い、ご承認を頂くのですが、お二人共、大変お忙しいスケジュールで、日本各地を移動しながら演奏されているところをメールやメッセージで追っかけまわしながら、お返事を頂き、公開に至ります。

今回は大変著名なお二人のコンサートをYoutubeにアップすることについて、色々な確認事項もあり、サロン公式アカウントから公開させて頂くこととなりました。

野外のスポーツイベントで、一発撮りでやり直しができない緊張感や、長時間に渡る体力勝負の撮影、電源や夜の光源問題を心配することはありますが、今回のように屋内で、三脚固定撮影でもこんなに色々なチェックポイントがあるのかと改めて難しさを痛感した次第です。

この経験から、中之島のOSAKA光のルネッサンスで撮影の実践練習を行った次第ですが、夜間撮影+色光源が変化するプロジェクションマッピング、こうなると、基本のカメラの撮影技術が求められ、なんとも伸び悩んでいます。

ヴァイオリン 鈴木舞

ヴィオラ  杉田恵理

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